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現代のカジノで カードカウンティング をしているかわいいアニメの女の子のイラスト

今日はカードカウンティングについて解説します。

カードカウンティングと言うのは、カジノのブラックジャックなどで、場に出たカードを全て記憶し、次に来るカードが自分に有利かどうかを予測するカジノ勝ち方の1つです。

オンラインカジノでも、ランドカジノでも、カードゲームをプレイしたことがある方なら分かると思いますが、多くの人が参加して、非常にスピーディーにゲームが進む中で、すべてのカードを覚えていくと言うのは、不可能なことのように思います。

しかし、このブラックジャックカウンティングは、実際に多くのカジノを席巻し、一躍カードカウンティングで名をはせたプロのギャンブラーを生んだ一方、カジノ側にカードカウンティングに対する対抗策を真剣にとらせたほど、大きな効果を上げた、衝撃的なカジノ必勝法でした。

1988年に公開されたハリウッド映画「レインマン」ではダスティン・ホフマンが演じるサヴァン症候群のレイモンドが6デッキのカードを全て記憶して、カジノで大勝するシーンが出てきます。これもカードカウンティングです。このレイモンドは実在の人物をモデルにしています。

現在の多くのランドカジノでは、このカードカウンティングは禁止されていますが、この力強い必勝法を覚える事は必ずあなたにとって強みになるでしょう。

カードカウンティングとは

カードカウンティングは主にブラックジャックゲームで使用されたカジノ必勝法の1つです。ブラックジャックはプレイヤー側が有利なカジノでも数少ないゲームであると統計的に証明されているゲームです。

カードカウンティングをざっくりと言えば、テーブルの場に入れたカードを覚えて、残りのカードの山(シュー)にどんな種類のカードが残っているのかを予測するものです。

もちろん、すべてのカードのマークや数字を暗記できる人もいますが、それはごく稀な天才だけでした。現在では、よりシンプルなランニングカウントという方法が採用されています。カードを全て覚えると言うと、とても不可能な事のように思いますが、様々な頭の良い人たちが誰でも使えるような方法を生みしています。今回はこのブラックジャックカウンティングについて、やり方を詳しく説明します。

カードカウンティングの歴史

カードカウンティングを解除するにあたって、その経緯は避けて通れません。そこでざっくりとブラックジャックカウンティングの歴史を解説します。

カードカウンティングは、1962年にアメリカの数学者である、エドワード・O・ソープが出版した「Beat the Dealer(和名:ディーラーをやっつけろ!)」が一般的には始まりだと言われています。この本は、ブラックジャックの賭け方や最適なプレイについて解説したもので、ソープはこの本でカードカウンティングの父と呼ばれるようになりました。

Beat the Dealer(和名:ディーラーをやっつけろ!)」以前にもカードカウンティングを実践した人はラスベガスや様々な場所にいた。フルレンジのポイントカウントシステムを発展させたと言われるプロのギャンブラーのジェス・マルコム、プロのギャンブラーであり、1961年に発売された「I Want To Quit Winners(勝者をやめたい」で紹介された、ジョー・バーンスタインなどがいましたが、一般的にはエドワード・O・ソープが始めたということになっています。

初期の頃は、カードカウンティングで大勝利を納めた人間がいました。ケン・ユーストンにカードカウンティングを教え、ブラックジャックチームを作ったと言われるアル・フランチェスコ、最も長命のブラックジャックチームを作ったトミー・ハイランド、そしてカードカウンティングで名を馳せた、日系二世のケン・ユーストン。ケン・ユーストンは1970年代にBig Player Teamと呼ばれる本で、初めてカードカウンティングの戦略について述べたと言われています。この本はアル・フランチェスコのチームでの自分自身の経験が元になっています。

ブラックジャックカウンティング、カードファウンディングで名をはせたのが、MITブラックジャックチームでした。MITなどの名門大学の出身者で構成したブラックジャックカウンティングのチームが、実際にラスベガスへ行って大勝利を収めました。その様子は2008年の「ラスベガスをぶっつぶせ」という映画になっているので、ある方はぜひ見てみてください。

また、カードカウンティングの発展の歴史は2004年に「The Hot Shoe」というドキュメンタリーが制作された。この中でイアン・アンダーセンや、アンディ・ブロッチ、エドワード・ソープなどのブラックジャックプレーヤーのインタビューが含まれているので、興味のある方はお勧めします。

カジノを席巻するカードカウンティングやブラックジャックカウンティングに対して、カジノ側も様々な対抗手段を講じました。

顔が知られている計算係をブラックジャックのテーブルから遠ざけたり、カジノ自体から追い出しました。プレーヤーが賭け金を積み増したり、残りのカードがプレーヤーに有利だと感じた時は、カードをシャッフルすることにしたり、スプリットやダブルダウンなどのルールを変更したと言われています。また、カジノ側は、ピットのボスやビデオ監視により参加者の行動を監視して、計算係を把握しました。そのデータベースをカジノ間で共有したそうです。

MITブラックジャックチームの場合は、チームのメンバーは最終的にカジノの出入りを禁止されていますが、カジノ側がメンバーを特定するために5年を要しています。この事件が発覚して以来、ラスベガスのカジノでは毎年MITの新入生の写真を入手するようになったそうです。

実際初期にソープが発表した手法のいくつかは、今はもう使用できなくなっています。カジノが対抗策を講じたためです。また、彼の本で解説する10カウント手法はポイントカウントシステムに比べて使い方が難しく、利益が低いことがわかっています。

ブラックジャックカウンティング、カードカウンティグの仕組み

それでは実際に、カードカウンティングの具体的なやり方について解説していきます。カードカウンティングは上級者向けの戦略です。場に出たカードをカウントすることにより自分の状況が良いか、悪いと判断できるようになり、損失を最小限にして、リスクを減らすことを可能にするものです。カウンティングは基本的に、統計に基づいています。どういうことかというと、ハイカード(エースや10とか)はプレーヤーに有利で、ローカード(3-6)はプレーヤーに不利というものです。

カードカウンティングは様々な手法があります。有名なものだけでも、Hi-Lo(ハイロー)、Wong Halves(ウォンハルブ)、Red Seven(レッドセブン)、KISS(キス)、Knock Out blackjack(ノックアウトブラックジャック)、Omega II system(オメガ2システム)と、かなりたくさんあります。この中でも様々な難易度があり、最も高度なのはWong Halves(ウォンハルブ)です。今回は、最もシンプルでかつ誰でも使いやすいカードカウンティングのHi-Lo(ハイロー)を解説していきます。

ブラックジャックカウンティングのHi-Lo(ハイロー)のやり方

ブラックジャックカウンティングのHi-Lo(ハイロー)では、ブラックジャックで使うカードを3種類に分けて、それぞれに +1、0、 −1の点数を割り振ります。表にまとめてみました。

ハイローカードカウンティングシステム。 2-6 を 1、7-9 を 0、10-A を -0 として表示

ブラックジャックカウンティングの、カードのうち、2から6までは+1、7から9までは0、9からAまでを− 1とカウントします。

ブラックジャックテーブルについて場に出るカード、つまりディーラー含めた全てのプレイヤーのカードが公開されたときに、このカウンティングで計算します。

例えば、自分の手持ちのカードは9と10だったとすると点数はマイナス1点です。隣のプレーヤーが4、5、6、7のカードだったとすると+3になります。最後にディーラーをみて10と7だったとすると、-1点です。この勝負の合計は+1になります。繰り返していて、数字がマイナスに大きくなっているのか、プラスに大きくなっているのかにより、ハイカード大きくなっているのか、ローカードが大きくなっているのかを判断することができるになります。

仮に、カードカウンティングの結果マイナスのポイントが増えていった場合、つまり残りのシューにローカードが多く含まれている状況になった場合、ディーラーやプレイヤーがバーストする可能性が低くなります。ディーラーにバーストさせるのがブラックジャックカウンティングの狙いの1つですが、マイナスになった場合は、プレーヤが不利になっているので、できるだけ慎重に勝負をするようにします。

反対に、勝負を続けていてカードカウンティングが+10とか、+20になっている場合、ローカードが多く場に出ていて、シューの中には10(JKQを含む)のカードがたくさん残っているということがわかります。この場合ディーラーがカードを引いたときにバーストする可能性が高くなっているので、かなりプレイヤーに有利な展開になっています。この時にはチップを賭け増しして勝負に出るのが良いでしょう。

カードカウンティングの演習

ではここで皆さんの理解の例ためにカードカウンティングの演習を行ってみましょう。次のカードを見て、自分は積極的に勝負をすべきか慎重に勝負すべきかを考えてみてください。

カードカウンティングの練習用イラスト。 ディール ハンドには 6 のカードがあり、プレーヤーには 5 と 10 があります

演習

現在:10回目の勝負。カードカウンティングの結果 -10

ディラーのカード 6、自分のカード10と5

いかがでしょうか。これまで勝負を続けてきて、カードカウンティングの結果がマイナス10点と言う事は、それまでにすでに10と数えるカードがたくさん場に出ていたことを意味しています。ということから考えるとディーラーのもう1枚のカードは10のカードが出る確率は低くなっています。例えば5とか8とかです。ブラックジャックゲームでは、ディーラーは自分の数字が17以上になるまでカードを聞かなければならないと言うルールがあります。仮にディーラーの次のカードが後だとすると合計は11になり、ローカードを積み増ししてプレーヤーのカードよりも高くなる可能性が出てきます。この演習では、カードカウンティング的に考えると、プレイヤーはもう1枚カード引いて勝負するべきという判断になります。

おまけ:カードカウンティングのもう一つのやり方。ノックアウトシステムの解説

今回は、カードカウンティングのもう一つのやり方である、簡単なノックアウト等についての解説を行います。

ノックアウト方式では、10からエースまでのカードを、ハイローと同じように− 1として計算します。そして8と9のカードだけを0とカウントし、2から7までのカードを+1として計算します。計算のハイロー方式と同じです。

ノックアウト方式の場合は、カードカウンティングの得点が+2以上になったか、− 2以下になった方が重要になります。カードカウンティングの結果、+2以上になった場合は、シューに10以上のカードがたくさんあると言う可能性が高くなるので、プレイヤーが有利です。積極的にゲームで勝負していきましょう。逆に− 2以下なってしまった場合には、シューの中にローカードが非常に増えているので、ディーラーが有利な状況です。慎重にゲームを勝負しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。カードカウンティングとは何か、カードカウンティングの具体的なやり方、そしてカードカウンティングはどれだけカジノ業界に衝撃を与えたのかと言うカードカウンティングの歴史や、発展について理解できたかと思います。

現在、多くのランドカジノではこのカードカウンティングは禁止されているところが多いので、カードをカウントする場合にはできるだけ目立たないようにカウントすることをお勧めします。オンラインカジノの場合にはカード換金は禁止されていません。もっとも、オートシャッフルシステムなどを使っている場合は、シューと言うものはない場合があります。これはつまり、場に出たカードを記憶しても何の意味もないということなので、ゲームを始める前に、シャッフルの方式について確認しておくと良いでしょう。

ちなみに、ライブカジノと言う、画面の向こう側で実際のディーラーが24時間対応してくれるオンラインカジノの人気ゲームですが、このライブカジノでは、実際に手を使ってブラックジャック行っているテーブルがたくさんあります。画面を見ながら、そのシューからちゃんとトランプを配っているか、場に出たカードをどこに集めているのかが確認できますので、もしシューを使っているテーブルであれば、カードカウンティングが非常に有効です。また画面の向こう側からはこちらの様子が見えないので、机の上でメモを取っても全く問題ありません。オンラインカジノのライブがあるのでぜひMITブラックジャックチームのような、人生を大きく変えるような大勝利が狙えるかもしれませんので、是非今回この記事でカードカウンティングをしっかりと身に付けて、ライブカジノなどで実践してみてください。

カジノ必勝法

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