ゲームプロバイダー
今回はYggdrasilについて解説します。
Yggdrasilはカジノゲーム プロバイダーの一つで、NetEntでCEOとして活躍したFredrik Elmqvist氏が創業した企業で、特にスロットカジノに力を入れています。それほど規模は大きくないものの、世界に4拠点(現在は3拠点)を持つそれなりの規模のプロバイダーです。また革新的でグラフィックスの鮮やかなスロットマシンでは定評があり、スロットマシンのネットワークを使ったトーナメントや賞金システムで注目を集めているプロバイダーです。それでは早速見ていきましょう。
Yggdrasilとは
Yggdrasilは2013年に設立されたオンラインゲームソリューション企業です。もともと高画質で機能性の良いスロットマシンの開発を手がけていて、商品ラインナップをみても9割がスロットマシンなので、現在もスロット開発がメインのようです。Yggdrasilは基本的にスロットマシンの開発メーカーと言えます。一応それ以外にもオンラインルーレットやオンラインブラックジャックも開発して、いくつかのオンラインカジノサイトに納入しています。
ちなみに社名のYggdrasilはユグドラシルと読み、北欧神話に登場する全世界に枝を広げる樹木です。
Yggdrasilの企業情報
ストックホルム、クラクフ(ポーランド)、スリーマ(マルタ)、ジブラルタルに拠点を置いています。従業員数ははっきりしていませんが、およそ260人程度が働いているようです。2019年12月にマルタのスタジオの閉鎖を発表しています。マルタの拠点では29人のスタッフが働いていたそうです。
現在のCEOはYggdrasil創業者のFredrik Elmqvist氏で、2012年から現在までCEOを務めています。もともとNet Entertainment (NetEnt)でもCEOを務めており、しばらくフリーのコンサルタントとして活躍した後でYggdrasilを創業しています。
Yggdrasilのスロットゲームの特徴
Yggdrasilはもともとスロットゲームの開発から始めたという経緯もあるのか、スロットマシンに非常に力を入れています。現在公開されているYggdrasilのゲームもほとんどがスロットマシンです。Yggdrasilのスロットマシンの特徴は3つあります
1、ハイクオリティのグラフィックス
常にデザインの最先端に挑戦しており、ジャンブルブックというスロットで言えば生き生きとして動き回るシンボルだけでなく、リールの外のキャラクターも念密に描かれています。
2、イノベーティブ
Yggdrasilでは常に新しい挑戦に力をいれていて、2019 International Gaming AwardsのInnovation of the yearを受賞しています。例としてはNitro Circusスロットのボーナスはエクストリームスポーツのようなステージが始まり、プレーヤーがジャンプをしてコインを獲得できるミニゲーム形式になっています。
3、ゲーム内プロモーション
Yggdrasilではトーナメントやキャッシュレースをゲーム内ネットワークで開催しています。Yggdrasilのスロットマシンをプレイするとランダムで賞金がプレーヤーに分配されます。Yggdrasilのスロットマシンであればどのオンラインカジノからでも参加できるようです。
これがYggdrasilのスロットマシンの特徴になっています。これ以外にもYggdrasilゲーム全体に言えることとして、プラットフォームカバー率の高さがあります。モバイルやタブレットに対応しているだけでなく、IOS、アンドロイド、Windows Phoneという様々なOSにも対応しています。またモバイルに特化したスロットマシンにも力を入れています。
YggdrasilスロットマシンのRTS
YggdrasilはRTSが最も高いゲーム5種類をウェブで公開しています。それによると
- Tut’s Twister – 97.1%
- Wicked Circus – 96.5%
- Nitro Circus – 97%
- Baron Samedi – 97%
- Jokerizer – 98%
となっています。98%というのはかなり高いほうで、97%というのも高いほうですが、98%-96%のゲームは割と他のプロバイダーでも見かけるので、目立って高いというわけではありません。
Yggdrasilの人気スロットマシン
Yggdrasilではとくにモバイルに特化したスロットマシンに力を入れています。その中で人気は以下の3種類です。
1、Valley Of The Gods
古代エジプトのアヌビス神をモチーフにした作品です。赤いコガネムシ(スカラベ)と青いコガネムシのシンボルが鍵になっており、ライフが増えたりマルチプライヤーが増える仕組みになっています。スロットマシンというよりもゲーム性が高いので、モバイルゲームとしても楽しめます。
2、Vikings Go Berzerk
ヴァイキングと海のサイレーンとの戦いを舞台にした中世北欧のような雰囲気のゲームです。タッチの感覚が実際にボタンをタッチしている感覚に近いので、気持ちよくプレイできます。
3、Holmes & the Stolen Stones
みなさんおなじみのシャーロックホームズをテーマにしたスロットマシンです。シャーロックホームズとワトソンとともにプレーヤーは探偵となって世界で最も貴重な石を探します。モバイルに特化しているのでタッチスクリーンでさくさく操作できます。
まとめ
いかがだったでしょうか。Yggdrasilでは創業からスロットマシンのゲーム性や新しい機能の開発に力を入れており、とくにモバイルベースのゲームに今後の進む方向性を見出しているようです。カジノゲーム 業界での経験が深い創業者兼CEOが率いる独立系カジノゲーム プロバイダーとして、今後も良質のスロットゲームを発表してくれそうです。